少額でデイトレードをしていると、
同日に同じ銘柄を買えなくなることができなくなることがあります。
僕自身も5万円という少額でお試し運用をしていた時、ついうっかりこの仕組みを忘れて売買しその後、後悔することが何度かありました。
この「差金決済」という仕組みがあるので、デイトレードの際の売買タイミングはしっかり考えて行なう必要があります。
1 》差金決済とは
~差金決済~
現物の受渡し行わずに、売りと買いの差額の授受で決済すること。現物取引では禁止されています。(https://faq.rakuten-sec.co.jp/faq_detail.html?id=2830400)
同一受渡日に同一資金で「同一銘柄」を重複して現物売買を行った場合、差金決済となることがあるので、当社では「買い→売り」、「売り→買い」までに制限しています。
つまりどういうことかというと、
同日の同じ銘柄の取引が禁止されているということです。↓
「売り注文」からその日の取引を始める場合は、その日より前に株式を購入していたという場合になります。
元の証券口座への口座が100万円の場合、この日は、合計100万円までの取引しかできません。
「1単元60万円」のA社株を買う
↓
同日、そのA社株を売る
↓
A社株価が同日下がり60万円でまた購入する
この流れで取引すると、結局A社の株を2株買った状況と同じとみなされます。
本来A社の株を2株購入するには「120万円」必要なところ「100万円」で行い、不足している「20万円」はA社の株の売買の差額で支払ったことになります。
この行為が法律で禁止されているようです。
あくまで、「現物取引」だけでの話ですが…
詳しくは
金融商品取引法第百六十一条の二に規定する取引及びその保証金に関する内閣府令
の第十条と第二条に上で述べた事が堅苦しく書いています。
2 》差金決済じゃ無いのに取引できない?
株取引をしていると、「差金決済」には当たらないはずなのに取引ができないことがあります。
※あくまで現物取引だけでの話のようです。
例えばこのような状況です。
1株20万円の株を買ったところで、まだ口座内には80万円残されており十分に1単元20万円の株の買い付け余力が残されています。
この場合、
A社の株による売買の差額利益で支払っているわけではないので、差金決済には当たらないように思います。
つまり同じ銘柄での
- 「買い」→「売り」→「買い」
- 「売り」→「買い」→「売り」
ですが、
この取引はできないことがほとんどです。
それは、
証券会社が「差金決済」とならないように設けているシステムにあります。
ほとんどの証券会社では、「差金決済」とならないように、同銘柄の同日の取引は
- 「買い」→「売り」
- 「売り」→「買い」
この回数制限があるせいで、差金決済に当たらない取引でも行なえないことがあるようです。
3 》差金決済による取引タイミングの計り方
このような差金決済禁止の法律や証券会社による差金決済防止の制限があるので、気をつけておきたい事があります。
株を購入するタイミング
同日同銘柄の「買い」→「売り」→「買い」は不可能です。
その銘柄の株価の今後の動きを考えた上で売却しないと、午後から株価が急騰したにも関わらずその取引に参加できなくなります。(←経験談)
4 》まとめ
デイトレードなどの短期取引で初心者のやる気と行動力の出鼻をくじく「差金決済」を禁止にしている法律があることを理解した上で、最適なタイミングで株の売買を行い利益をならべく多く得たいものですね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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