次に「マザーボード」を選んでいきます!
あらゆるパーツを取り付ける基盤となるのでこちらも重要です。
そんなマザーボードも種類が豊富でどの製品を選べばよいのか悩みがち(´?д?;`)
同じメーカー、同じチップセットでもスロットや端子の数のほか電源変換回路や独自機能にも差があるので余計に難しくなります。
チップセット?ストレージ?という方も読んでいけば分かるようにまとめていきます
安心して読み進めてください(*・ω・)ノ
その他の自作PCパーツについては、
このページの下に記事リンクをまとめています。
目次
効率の良いパーツの選び方
賢くパーツを買うための鉄則!
- PCでなにをしたいのか考えておく
- 大まかな予算を決める
- よく使うソフトについて調べておく
マザーボード選びの鉄則!
- プラットフォームとフォームファクターの検討
- 必要なスロットと端子の種類の検討
1 》自作PCの将来性の考慮・マザボ役割
自作PCの1番の魅力といえば、やはり、拡張性やパーツの交換が行えるところにあります。
つまり、
将来性を見越したパーツ選択が大切になるという事です。
そんな中でも、
特に拡張性や性能を意識して選ぶ必要があるのが「マザーボード」になります!
マザーボードはパソコンを構成する全てのパーツを接続する基盤、、
よって、
自作PCのパーツの交換が最も面倒なパーツともいえるからです。
▼マザーボード▼
パソコンを流れる信号や電源はほとんど全てをマザーボードを通して行きかっています。
交換の手間は随一のパーツ…
マザーボードを交換しようとすると接続しているパーツやケーブルを全て取り外す必要があります。
さらに、
マザーボードに搭載している各種オンボードデバイスのデバイスドライバーも全て入れなおす必要があったり、マザーボード交換によってOSも起動しなくなることがあります。
マザーボードの交換を行うとOSをクリーンインストールするのが一般的なので、ほとんどもう1度パソコンを組み直すようなものです('A`|||)
初めからじっくり検討してしっかりと選んでおきましょう。
POINT!
マザーボードの選択には、拡張スロットや端子の種類・数など将来性を見越すことが特に重要!!
2 》マザーボード規格(サイズ / フォームファクター)
マザーボードの規格(大きさ)のことを「フォームファクター」といいます。
Intelが策定した「ATX」をベースに発展した規格が現在の標準となっており、自作PCの主流も「ATX」になります。
フォームファクター(大きさ順)
- ATX
- microATX
- MiniITX
サーバーやワークステーション用に採用される
- ExtendedATX
これらは、
ねじ穴やバックパネル、スロットの位置が「AYX」と呼ばれる基準に統一されています。
なので、
ATXケースにもmicroATXケースにも取り付けられるように互換性があります。
大きいケースにならその規格より小さなマザーボードを取り付けられるということです。
PCケース(大きさ順)
- フルタワー
- ミドルタワー
- ミニタワー
- マイクロタワー
microATX規格のマザーボードまでが入ります。
【フルタワー】
Thermaltake 2017-09-08
Thermaltake 2017-05-03
3 》CPUとの互換性(ソケット)
フォームファクターと並び、注目するのがどの規格のCPUが使えるかです。
CPUとマザーボードの互換性はソケットの形状とチップセットで決まります。
Intelでは、2018年現在
「LGA1151」が主に使われているソケットです。
Intel製のCPUソケット | AMD製CPUソケット |
---|---|
LGA2011 | AM4 |
LGA1155 | AM3 |
LGA775 | AM3+ |
LGA1150 | FM1 |
LGA1151 | FM" |
など | など |
初心者には、Intelのほうが分かりやすいのでおすすめです (´▽`)
POINT!選んだCPUのソケットの形状に合ったものを選ぶべし!
4 》マザーボードとCPUとの互換性(チップセット)
ソケットのほかにチップセットも対応したものを選ぶ必要があります。
ですが、
チップセットはソケットごとに異なるため選ぶのにはあまり困りません。
ソケットの形状の合うものを選んでおけば大丈夫です。
~チップセットとは~
CPUと組み合わせてパソコン全体を制御
マザーボード上に存在している。
Z270やH77、B75、Z68などがこれを指します。
CPUがグラフィック機能を内蔵していてもチップセットがそれに対応していないと意味がありません。
同一チップセットのマザーボードでもメーカーやモデルによっては仕様が異なる場合があります。
チップセットの仕様書を見てマザーボードを選ぶよりマザーボード自体の仕様を見て選ぶようにしましょう。
5 》メモリースロットの種類/数
メモリーを装着するスロットです。
画像ではここにあたります↑
現在規格が
DDR2からDDR3へと主流が移っています。
※2018年現在DDR4へと主流が移っていっている
スロットが色分けされているのはメモリを2枚以上装着するさいに、同じ色のソケットにメモリーを刺し「デュアルチャンネル」や「トリプルチャンネル」という動作をさせるためです。
POINT!スロットの本数が、マザーボードにより異なるので必要な本数あることを確認する!
メモリについては別記事で説明します。記事下の関連を確認してください。
6 》ストレージ接続端子
ストレージとはデータを保管・保存する場所のことです。
ここでは、主にSSDやHHDのことを指します。
マザーボードを選ぶ際には、Serial ATA 6.0Gbpsに対応しているか調べる必要があります。
簡単に言うとSATA3に対応しているものということです。
表記上はSATA6G×数字と書かれていることが多いです。
このように書かれています↓
SATAには
- SATA
- SATA2
- SATA3
「SATA3」の仕様は「SATA」「SATA2」で機能するように互換性があるため取り合えず「SATA3」の確認だけでここでは大丈夫です。
他にもストレージには「M.2」などがありますが、上級者向けなので今回は言及しません。
7 》拡張スロットの種類/数
グラフィックボード(ビデオカード)を取り付ける場合など必要になります。
画像ではここに当たります↑
主な拡張スロットのインターフェース(入出力部分)
- PCI Express
- PCI
PCI Expressの種類
- PCI Express×16
- PCI Express×8
- PCI Express×4
- PCI Express×1
「PCI Express×16」がマザーボード上にあるのでここにグラフィックボードを接続します。
※別名PCIe3.0
「PCI Express×16」は「PCI Express×8」「PCI Express×4」「PCI Express×1」対応の拡張カードでも接続可能で互換性があります。
上位モデルは、それ以下のモデルの拡張カードのスロットに対応しています。
※形状は×16でも信号としては×8や×4として送られていることもある
例)
複数の×16スロットがあっても、4本中2本を×16として使うと残りが×16として使えないといった場合
、
最大転送速度が「2分の1」「4分の1」となるので動作については、各マザーボードの仕様書を確認する必要があります。
「PCI Express×1」にはグラフィックボード以外の「サウンドカード」「地上デジタルチューナー」「Gigabit Ethernet」「RAID」などが取り付けられます。
PCIスロットはすでにかなり古い型なので今回は無視で大丈夫です。
8 》各種端子・背面I/Oパネル(インターフェース)
2018年現在主流の規格であるUSB3.1やUSB3.0のポート数も確認します。
背面I/Oパネルでどのような端子が接続できるか確認しておくことも必要です。
I/Oパネルの接続端子
I/Oパネルの接続端子 | ||
---|---|---|
USB | HDML | DisplayPort |
マウス用のPS/2 | シリアルポート | パラレルポート |
eSATA | デジタル音声入出力端子 | など |
HDMIやDisplayPortなどの「外部映像出力端子」はグラフィックボードを取り付けるとそこにも取り付けられます。
9 》CPUクーラー等冷却機構
大きなCPUクーラーを取り付けた場合、物理的に干渉することで他のパーツの取り付けに影響することがあります。
このような場合、
CPU近くのメモリスロットや拡張スロットが使えなくなるので注意が必要です。
10 》関連
最後に言っておきたいことは1つだけ!
マザーボードは将来性を考慮して選びましょう(*・ω・)ノ
【自作PCパーツ選び方】
1.CPUの選び方・購入基準
2.マザーボード選び方・購入基準
3.メモリ選び方・購入基準
4.HDD / SSD選び方・購入基準
5.グラボ選び方・購入基準
6.電源選び方・購入基準
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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