次に、
これまで選んできたPCパーツに電力を供給する「電源ユニット」について見ていきましょう!

昔から大きな規格の変更も無く使われ続けている一方、電力変換効率を改善した製品が出てきているので電源を選ぶ際のポイントについて改めて見て行きます( -д-)ノ

自作PC今後の増設の際に電力不足にならないように選んでおかなければいけないという点だけ注意です!

  

その他の自作PCパーツについては、
このページの下に記事リンクをまとめています
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効率の良いパーツの選び方

  1. CPU
  2. マザーボード
  3. メモリー
  4. SSD / HDD
  5. 光学式ドライブ
  6. グラフィックボード
  7. 電源ユニット
  8. PCケース
  9. 周辺機器

賢くパーツを買うための鉄則!

  • PCでなにをしたいのか考えておく
  • 大まかな予算を決める
  • よく使うソフトについて調べておく

電源ユニット選びの鉄則!

  • 保証規定など参考に、高い品質のもの
  • 600~700Wが一般的に目安
  • 端子の数、ケーブルの長さ硬さ


電源ユニットの仕組み

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電源では家庭用コンセントから供給されている100Vの交流電源をパソコンで使う各種直流電源に交換するということを行います。

安定した電源の供給が安定動作の大前提となるだけに決して軽視することができないパーツの1つです。

交流を直流に返還する過程

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「スイッチング電源」と言われる方式です。


入力した交流電源を整流ブリッジと電解コンデンサーによって直流化し、その電力をスイッチング素子によって高周波パルス信号に変換してからトランスに送る。
  
パルス化した後にトランスを用いて降圧(平滑化)


このように交流平滑化高周波化降圧平滑化というプロセスを経ており回路が複雑になっています。

一方高周波パルスに変換して降圧することで大型になりがちなトランスのサイズを小さくでき小型化できるというメリットがあります。

正直、理解不要です!

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ここまで説明した仕組みで性能の良し悪しに関わってくるのは、コンデンサーやその他部品などの品質・効率だけです。

自分はまだ大学で多少の電気関係の知識を身に着けたにもかかわらず、そこまで確認して買うことはまず無いです。

だって面倒じゃないですか( ̄∠  ̄ )

次からは、もっとあっさり簡単なチェック項目だけで選ぶ方法をまとめていきます。


PC電源の+12Vラインとレーンの種類


Amazonではこのように表示されています↓
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+12Vの出力が書かれていることが多いです。

CPUやグラボなど主要な大電力を必要とする基幹パーツ駆動に使用されるため特に重要視されます。

シングルレーン

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ゲーミングPCなどグラボに非常に大きな電力を割くような構成ではこちらを選ぶのが一般的です


マルチレーンだと同じ電力の電源でも分割されることによりパーツによっては、電力が足りない!なんて事になりかねないのでシングルレーンを選んでおくのが無難です


マルチレーン

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+12V出力が複数に分割されるためCPUとグラボ両方を安定して運用するのに向いています


どちらか一方の消費電力が処理内容により大きくなっても、電力供給を複数のレーンに分けているためお互い干渉し合わないからです。

一方、
送ることのできる電力が分割されるため各パーツに送られる電力が不足しやすく、ゲーミングPCなどCPUとグラフィックボード両方に高負荷がかかるパソコンには向いていません


電源の変換効率と認証グレード

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米企業が認定する制度で80%以上の変換効率が得られることを示します

左からグレードが高いことを示します。

ー変換効率ー
負荷率→ 50%  100%
80 PLUS  80%
  80%
BRONZE  85%  82%
SILVER  88%
  85%
GOLD  90%  87%
PLATINUM   92%  89%
TITANIUM  94%  90%
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しっかりと記載されているので選ぶ際の基準になります↑

高効率だからといって電気代がひと月で大幅に変わるわけではない。
コストとバランスを考えて判断する必要あり


電源ユニット保障期間から判断


グレード以外にも電源の性能を見極める裏技的方法に保障期間による判断という手段もあります( -д-)ノ

メーカーが自信をもって販売・提供している商品は無償修理期間が長い」ということは良く考えてみると当たり前なことです(*・ω・)ノ

必ずしもそうとは言い切れませんが、電源を選ぶ際二択で迷ったら無償修理保証期間を確認してみてはいかがでしょうか?

より良いものを選ぶことができると思います。


端子 / ケーブルの種類・数

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  • メイン24ピン端子
  • CPU用4ピン/8ピン端子
  • PCI Express6ピン/8ピン端子
  • Serial ATA(SATA)端子
  • 汎用の4ピン端子
※Serial ATA(SATA)電源端子は特に注意が必要です。利用するHDD / SSDの光学ドライブの数と配置を確認していないと足りなかったり届かなかったりします。


ケーブルが少ないと実際に組み立てるときに足りないことがあるかもしれませんが、逆に多すぎるのも考え物です。

配線がしっかりされていなかったりケースの中に溢れるとケース内の空気の流れが悪くなり冷却効率を低下させます

必要最低限のケーブル構成が理想的です。


取り付け可能・不可能


中には自分の必要な分だけケーブルが取り付けられるものがあります。

ケーブルと電源本体が分かれているためかなりケーブルの取り回しがかなり利きます。

ですが、
もとから取り付けられているものの方がリーズナブルなのは確かです…


結局電源は何Wのものを選ぶのか

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選んだ構成・パーツの合計消費電力の2倍を基準に選んでください。

  1. 多くの電源はフルの力を出して動いている場合よりも半分の力で動いているときのほうが効率よく力を発揮、つまり省エネになる
  2. 常にフルの力を出していると電源の劣化が早まり、結果的にコスパが悪くなる
  3. 自作PCの醍醐味、今後の拡張・改造を考えて電源に余裕を持たせておくことで、買い換えが不要になりコスパが向上する

以上の理由から自分の構成に必要な約2倍は余裕を持たせた電力があれば理想的です。


関連・まとめ


結論としては
「電源の性能=価格に比例」
と思って間違いないです。

それら以外の端子やケーブルなど物理的に必要なものからも判断しましょう。

【自作PCパーツ選び方】
1.CPUの選び方・購入基準
2.マザーボード選び方・購入基準
3.メモリ選び方・購入基準
4.HDD / SSD選び方・購入基準
5.グラボ選び方・購入基準
6.電源選び方・購入基準


   


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。