家の側が海という環境で育ち小さい頃から釣りのことばかり考えてきた「釣りバカ」の私が、子供の頃の遊びの中で見つけた、カワハギを高確率で釣ることのできる方法を紹介したいと思います!

カワハギ
おいしい魚を挙げればきりがないですが、そんな中でもかなり上位に位置するのが「カワハギ」ではないでしょうか?
そんな魚が堤防から簡単に狙えるというのは嬉しい限りです。

釣りのターゲットとしても人気のあるカワハギですが、特殊な口の形などもあいまって難易度はかなり高いと言えるでしょう。


ですが、そこで試行錯誤をするのが釣りの楽しさです!

仕掛けや餌の工夫次第で大きく釣果が変わります。これを知っているといないとでは大違いです。


カワハギは通称「餌取り名人」と言われ、針にかけることが難しい上、狙いに行っても他の魚(主にキュウセン)ばかりが釣れ、狙い通りまったく釣れない、釣りの中でも難易度の高い釣りと言えます。


最低限用意するカワハギ釣り基本仕掛け


カワハギを狙うにも様々な仕掛けがありますが、今回用意する基本となる仕掛けは「投げ釣り」の仕掛けです。

餌をつけて放置しておくだけなので、初心者の方も簡単に釣りを始められます。なにより楽です。

放置している間に別の魚種を狙うのも良いかも知れません。

釣竿(ロッド)


「投げ釣り」で使用する釣竿は、このような安い初心者セットで十分です。


ですが、既に釣竿を持っているという方やこれから色々な魚種を狙っていこうという意気込みのある方は、エギングロッドやシーバスロッドなどでも代用可能です。

少々価格は上がりますが、使用用途の幅広さから見ると、こちらのほうがコストパフォーマンス的に優秀です。

私自身エギングロッドを使用して投げ釣りをしています。

カワハギ専用ロッドもあるようなので、興味がある方はこの記事の最後に載せておきます。


リール


  • カワハギの繊細なあたりを取る⇒小型のリール
  • 投げ釣りで遠投する⇒大型のリール

投げ釣りでカワハギを広範囲で狙うには、どちらの利点も兼ね備えたリールを選ぶことが本来望ましいです。

そこで中型でも少し小型の2000~2500を選ぶのが無難です。

▼汎用性の高い2500▼

▼アジングやメバリングも併用可能▼

正直、遠投は重要ポイントではないので、大きなリールを準備する必要は今回に関してあまりありません。


道糸(ライン)

投げ釣りの道糸には
  • PEライン:0.8~1.0号
  • ナイロンライン:2~4号
このくらいの太さと強度が向いています。

・PEライン


《PEラインを使う》
  • 大きく飛距離を伸ばすことが可能
  • 繊細な当たりを取ることが可能
この2つがPEラインの主な利点です。

ただし、ナイロンラインに比べ高価でトラブルも多く、初心者向きのラインとは言えません。


エギングロッド、シーバス用ロッドなどで投げ釣りを行うなら、PEラインを併用するという使い方がよいと思います。

▼0.8~1.0号▼

あまりにも安価なPEラインを使っていると、釣りの最中トラブルばかりで、まともに釣りにならないので、長く使用することも考え、ある程度のクオリティーのものを選ぶことをおすすめします。(経験談)


私も安いPEラインを使っていて、毎投ごとにライントラブルを起こす最悪なラインをつかまされたことがあります..(´Д⊂)


・ナイロンライン


安価でライントラブルもすくなく初心者の方にもおすすめできるラインです。

PEラインに比べすれに強いので岩礁が多いような場所でも切れにくく、力を発揮してくれます。

▼2~4号▼

ナイロンランは、PEラインに比べて伸びが大きく思いのでルアーフィッシングなどの釣りとの併用には向きません。あくまでサビキ釣りやフカセ釣り、投げ釣りなどに使用する道糸としての活躍がほとんどです。

ハリス~針(リーダー)


カワハギは魚の中でも特に口が小さくついばむようにして餌を食べます。だからこそ、あまり大きすぎる針では、餌を取られるばかりで針にかかるというところまでいきません。
釣り針
カワハギの口に合わせて作られた小さい針の付いた仕掛けが売られているのでそれを使うと簡単です。

▼カワハギ用仕掛け▼
この仕掛けを利用することでリーダーを用意する必要がないので初心者でも面倒な準備の手間を省いて簡単に釣りをすることができます。

おもり(天秤)


おもりは、ラインの強度が耐えられるものならどんなものでもかまいません。


このような天秤を使うのがスタンダードだと思います。


カワハギに効果的な餌


今回の仕掛けは、主に集魚を目的としたものなので餌にそこまでこだわりはありません。

ですが、カワハギの好物であるあさりを餌にするのがやはり良く釣れます


ただ、やはりアサリは魚の餌の中では少し高いので、私はアサリよりも値段が安価なゴカイを使うことが多いです。

今回紹介する仕掛けを使うにあたって、餌をアサリにしなくても十分に釣果が期待できます。

餌のつけ方


カワハギを狙う際には餌のつけ方に少し注意する必要があります。
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カワハギは口が小さく、ついばむように餌を取っていくので、餌を短く切ることで針に掛かる確率を上げることが可能です。

小さな違いですが、餌取り名人と呼ばれるカワハギを狙うにはこのような違いだけでも釣果は大きく変わってきます。


カワハギを狙えるポイント(場所)

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カワハギは本州全域の沿岸に生息しています。

カワハギを狙う主なポイントは、水深5m以上の岩礁帯とその周りの砂地です。成魚は縄張りを持って行動しているそうですが、餌を求めていたり、すごしやすい水温の場所を求めて比較的移動もします。

餌はカニやエビなどの甲殻類から貝、ゴカイまで食べているため、堤防の足元から深場まで幅広く狙うことができます。レンジも表層から海底までどの層でも居つく可能性があります。


工夫ポイント(集魚)


ここまでは、普通のカワハギを狙うための仕掛けと基礎知識です。

ここからが、私がなんとなく試して上手くいった仕掛けの紹介になります。カワハギの集魚に重きを置いた仕掛けです。

用意するもの

  • アサリの殻
  • 太めのナイロンorフロロカーボンライン
  • 接着剤(エポキシ系)
  • やすり
以上です。

アサリの殻は、前日の夕食に出てきた味噌汁に入っていたものを再利用して使っていましたw

▼耐水性エポキシ系接着剤▼

耐水性のエポキシ系接着剤で無いと、貝殻が接着しないのと水中ですぐに取れるということが起こります。

仕掛けの製作方法


用意したものを見ていただくとほぼお分かりだと思いますが、アサリの殻をこのように糸につけていくだけです。
仕掛け
この仕掛けには大きな欠点があり、アサリの殻と糸の接触部分が常に擦れた状態になります。糸切れを防ぐためにも接触部分をやすりで削るなどしてならべく滑らかにしておきます。

中に小石を入れるなどすると、おもりの代わりにもなるのでおもりが不要になります。

仕掛けメリット

  • アサリの殻の再利用が可能
  • 予想以上のカワハギ集魚効果
  • 餌が安価なゴカイでOK
  • 別の魚種がつれにくくなる(←原因不明)
餌にアサリを使用しない代わりに、中身は人間が食べて残った殻を再利用する方法です。

とてもふざけた仕掛けに見えますが、実際カワハギに対する集魚効果は抜群でほぼ毎投カワハギがつれます。キュウセンなどよりも早くカワハギが寄ってきているのだと思われます。

仕掛け欠点

  • アサリの殻が割れることがある
  • ハリス部が長くなり扱いが難しい
  • 見た目がダサい
仕掛けを引き上げると稀にアサリの殻が割れていることがあります。投げた際の力によって割れているか水中で魚に攻撃されているのかは分かりませんが、せいぜい一日釣りをするのがこの仕掛けの寿命になります。


既製のカワハギ用集魚グッズ


偉そうに独自開発した仕掛けみたいに言ってきましたが、これと同じ効果を持つような商品も販売されているようです。

正直、仕掛けを作るだけでも一苦労なので、既製品を購入したほうが手間は少ないと思います。

水中で反射板が光り、カワハギにアピールする

カワハギに対して特に集魚効果があると言われる天然貝を採用。天然貝のため同じ模様は2枚となく、表裏で複雑な煌めきを発してカワハギを惹きつける。
(引用元:https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/terminal_tackle/fune_te/k-p-syuki/index.html


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▼カワハギ用ロッド▼

最期まで読んでいただき、ありがとうございました。