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格安SIM・格安スマホとは?乗り換える前に知っておくべき賢い選択肢

格安SIMの存在を知っているにも関わらず、とりあえず、妥協して、大手キャリアのスマホを使っている人も多いのではないでしょうか?

そんな方に向け、格安SIMがどのようなものなのか改めてまとめることにしました。

格安SIM購入に即して、できる限り自分のスマホ使用状況にあったプランを選ぶことで料金の無駄を削り、これまでよりもかなりお得になることも多いです。

ここでは、自分にあった各自業者のプランについて探っていきます。


格安SIMは、現在使用しているスマートフォンでも、格安SIM対応端末を購入するのでも、どちらも利用可能です。自分が使いたい機種を選ぶのがよいでしょう。


格安SIM購入の流れと注意


格安SIMの購入は、通常スマートフォンを購入するようにキャリアショップでは売られていません。

格安SIMはどこで購入できる?


購入1つ目の方法は、ネット通販です。

格安SIM事業者の公式サイトやAmazonなど通販サイトで販売されています。じっくりとプランを検討しながら購入できるので個人的にはこちらがおすすめです。


2つ目の方法は、家電量販店で購入する方法です。

その場ですぐに現物が欲しい人や専門のスタッフに相談しながら購入するプランを購入したいという人におすすめです。
nagare

購入の前に...端末(機種)について考える


格安SIMを利用するための新しいスマートフォンの購入を検討する前に、現在使用しているスマートフォンもしくは、使ってみたい機種で格安SIMが使えるか確認してみることをおすすめします。


確認の方法は、各MVNOの公式サイトです。

ほとんどのMVNOは自社の格安SIMを利用できるスマートフォンをサイト上で公開しています。
SIMカードには「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3つのサイズがあります。所有しているスマホもしくは購入したスマホのスロットを見て大きさを確認しておきましょう。

購入したい格安SIMが手持ちのスマートフォンのスロットに対応していない場合には、専用アダプターを利用することでサイズを合わせて使うことが可能です。
SIMカードサイズに注意!

『SIMのサイズと対応機種』
SIMサイズ主な対応機種
標準SIM
2012年以前のAndroidスマートフォン
iPhone3・3Gなど
microSIM
LTE対応のAndroidスマートフォン
iPhone4・4Gなど
nanoSIM
2013年以降のAndroidスマートフォン
SIMロックフリーのiPhone5以降
ドコモ版iPhone5c以降

端末の購入の際には、「SIMロックフリー」に着目しましょう。

SIMロックフリーのものなら、どの通信業者のSIMカードでも利用可能です。ただし、購入前に必ず「動作確認済み端末」の情報を確認しておきましょう!

【関連記事】
iPhoneSE代替スマホ徹底13種比較(4インチ台/SIMフリー含む)


格安SIM選びのポイント


格安SIMには、「データ通信専用」「音声通話対応」「SMS対応」の3種類があり、料金プランも様々なものがあります。

現在のスマートフォンの使用状況を客観的に見直して必要な機能や通信料を検討し、自分に最適な格安SIMを選択しましょう!

現在の使用状況に合わせて選ぶ


格安SIMは、必ずしも料金の安いものを選んでおけばよいという話ではありません。

例えば、外出先でゲームや動画などを楽しむにも関わらず、データ量の少ないプランを選んでいては使い勝手が悪くなります。

できる限り快適に運用するためにも、SMSや音声通話の有無など細かくプランを検討していきましょう。
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このようなプランから自分の都合にあったものを選ぶのが、のちに後悔しないポイントです。

~SMSとは~
宛先を電話番号に指定し、短いメッセージを送ることができるサービスです。
▼iPhoneで言うところの「メッセージ」▼
mese-ji-compressor

選択例

《例1》
  • LINEなどが主な連絡手段
  • SMS未使用
  • データ通信量が多い(ゲーム/動画など多い)
⇒データ通信専用SIM / 大容量プラン

《例2》
  • 音声通話を使うことが多い
  • SMSも使用する
  • データ通信量が少ない
⇒音声通話対応SIM / 小容量プラン


利用の仕方による通信料の変化


メールの送受信、Webブラウジング、ゲーム、動画視聴などインターネットを利用すると通信料が発生します。

その中でも消費するデータ容量は異なるので自分の最も使用頻度の高い項目を基準にしてSIMのプランを選ぶとよいでしょう。

『項目別データ通信量目安』
利用項目データ量
メール送信/1通(300文字)
LINE1往復
0.005MB
Webページの表示/1ページ0.25MB
動画視聴/1分(Youtube)2.2MB
通話/1分(LINE)0.3MB
地図表示/1回(Googleマップ)0.7MB
SNS/1フィード(Facebook)0.065MB

もし2GBの小容量プランを選ぶとなると

2GB ÷ 30日 = 約67MB

1日に約67MBを使うことができる計算になります。

▼67MBで一日にできること▼
67MB

現在のデータ通信量を確認する


自分が毎月どれくらいのデータ通信量を使用しているのか分からない場合には、キャリアの利用料金画面で確認できます。

データ通信量の他にも、通話・通信料金も見ることができるはずです。

例)
My SoftBank(SoftBank)
My au(au)
My docomo(docomo)
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主要格安SIMのプランと特長まとめ


上で示した確認項目以外にも、プランによっては「余った通信料を翌月に繰り越す」「容量を家族で分け合う」など独自のサービスを提供していたりします。

また、
現在使用しているスマホで格安SIMを利用しようと考えているなら事業者が使用している回線の種類を考慮に入れる必要があります。

ここからは、主要な事業者ごとの具体的な特長をまとめます。

UQ mobile

UQmobile
au回線が使える数少ないMVNO
契約・解約のしやすさが他のMVNOに比べて手軽に行える

SIMだけではなく、格安スマホも扱っているので初心者向きの事業者だと言えます。

『基本事項』
初期費用3000円
最低利用期間12ヶ月 ※1
回線au
プリペイド×
※音声通話を利用した場合

『iPhone対応機種一覧』
taioutannmatu
▼詳しくはこちら▼
Androidにも対応端末はあります。

現在使用中のスマートフォンに格安SIMだけを搭載して使用することが可能です。

『プラン別概要』
プラン名月額料金高速データ通信量最大通信速度制限時の通信速度SMS・音声通話
データ高速プラン980円3GB/月
下り:150Mbps
上り:25Mbps
最大200kbps
SMS:無料
音声通話:700円
データ無制限プラン1980円制限なし500kbps制限なし
SMS:無料
音声通話:700円
※料金は変更になっている場合があります。
  • SMSとテザリング機能を標準装備
  • 数少ないau回線を使えるMVNO
  • 店頭での申し込みも可能
POINT!
▼公式サイトはこちら▼

DMM mobile

mvno_dmm
高速データ通信に1~10GBまで幅広くプランが用意されているのが特長

MVNOの中でも最上級のお得さを誇ります。高速データ通信の翌月繰り越しといったサービスも揃い、インターネットのみだと月額440円~など、かなり魅力的な事業者です。

『基本事項』
初期費用3000円
最低利用期間12ヶ月 ※1
回線ドコモ
プリペイド×
※1 音声通話を利用した場合

『プラン別概要』
プラン名月額料金高速データ通信量最大通信速度制限時の通信速度SMS・音声通話
データSIMプラン(1GB)480円
1GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:600円
データSIMプラン(2GB)770円2GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:700円
データSIMプラン(3GB)850円3GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:700円
データSIMプラン(5GB)1210円5GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:700円
データSIMプラン(7GB)1860円7GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:700円
データSIMプラン(8GB)1980円8GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:700円
データSIMプラン(10GB)2190円10GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:700円
データSIMプラン(15GB)3280円15GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:700円
データSIMプラン(20GB)3980円20GB/月
下り:225Mbps
上り:50Mbps
最大200kbps
SMS:150円
音声通話:700円
※価格は変更になる場合があります。

▼公式サイトはこちら▼

mineo

mineo_ogp_v2

au回線が使える数少ないMVNO
auスマートフォンを活用できるMVNOのSIMです。

「余った高速データ通信量を翌月に繰り越し可能」
その容量を家族で分け合えることができる便利な機能が付いています。

またIP電話アプリ「LaLa Call」の月額基本料金が無料になるという嬉しい特典付きです。

『基本事項』
初期費用3000円
最低利用期間12ヶ月 ※1
回線au
プリペイド
※1 データ専用プランでも発生

『プラン別概要』
プラン名月額料金高速データ通信量最大通信速度制限時の通信速度SMS・音声通話
シングルタイプ(500MB)700円1GB/月
下り:150Mbps
上り:25Mbps
最大200kbps
SMS:無料
音声通話:610円
シングルタイプ(3GB)900円3GB/月
下り:150Mbps
上り:25Mbps
最大200kbps
SMS:無料
音声通話:610円
シングルタイプ(6GB )1580円6GB/月
下り:150Mbps
上り:25Mbps
行B-1
SMS:無料
音声通話:610円
※SMS(申し込み必要)
※価格は変更になる場合があります


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U-mobile

u-mobile
容量気にせず高速通信可能
「LTE使い放題」プランなら高速データ通信を思う存分利用できます。

外出先で動画をゲームなどをサクサク楽しみたいならこのプランがおすすめです。
通信量の変動が大きいなら「ダブルフィックス」プランが活躍するでしょう。

『基本事項』
初期費用3000円
最低利用期間6ヶ月 ※1
回線ドコモ
プリペイド
※1 音声通話を利用する場合

「プラン別概要」
プラン名月額料金高速データ通信量最大通信速度制限時の通信速度SMS・音声通話
U-mobile データ専用 1GB790円1GB/月下り:150Mbps
上り:50Mbps
128kbpsSMS:150円
音声通話:なし
U-mobile データ専用5GB1480円5GB/月下り:150Mbps
上り:50Mbps
128kbpsSMS:150円
音声通話:500円
U-mobile データ専用
LTE使い放題
2480円制限なし下り:150Mbps
上り:50Mbps
制限なしSMS:150円
音声通話:500円
U-mobile データ専用
ダブルフィックス
680~900円 ※13GB/月下り:150Mbps
上り:50Mbps
128kbpsSMS:150円
音声通話:800円
U-mobile 通話プラス
3GB
1580円 ※23GB/月下り:150Mbps
上り:50Mbps
128kbps月額料金に含む
U-mobile 通話プラス
LTE使い放題2
2730円 ※2制限なし下り:150Mbps
上り:50Mbps
制限なし月額料金に含む
※1 月の通信データ量が1GBまでなら680円、1GB以上なら900円
※2 データ専用プランはないため、音声通話利用料込み
※価格は変更になる場合があります


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プリペイド式SIMとは?


MVNOでは、格安SIMとは別に「プリペイド式SIM」を併売していることがあります。

プリペイド式SIMは格安SIMより割高なことが多く、一見メリットがなさそうに感じますが、格安SIMとの違いを理解することでメリットが見えてきます。

プリペイド式格安SIMを利用する


プリペイド式SIMとは、料金を先払いして利用するデータ通信専用SIMです。

利用期間や高速データ通信量に制限があり、上限を超えると利用不可能になります。

SIMカード以外の費用が無料で本人確認書類も不要、さらにそのまま格安SIMへの移行も可能です。

その際には事務手数料が無料であることも多いのも特長の1つです。
格安SIMを試してみたいけど申し込み手続きが面倒、試用のためにクレジットカード情報や個人情報を伝えたくない!という人向けのサービスといえるでしょう。

~プリペイド式のメリット~


『解約手続きが不要!』
SIMカードは返却する必要がありますが、解約手続きは不要です。

『格安SIMに移行できる!』
SIMカードはそのままに、格安SIMのプランに変更できるところもあります

『クレジットカードの登録不要!』
クレジットカードを使いたくない、持っていない人にもおすすめ

『本人確認書類不要!』
面倒な手続き要らずで格安SIMの使い勝手を試せます。


プリペイド式格安SIM事業者

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現在使用しているスマートフォンでプリペイド式格安SIMを体験することも可能ですし、スマホとSIMカードセットで体験することもできるサービスです。

『料金・仕様』
提供価格200円
データ容量200MB
利用期間最大2ヶ月
※SIMカードのみ

動作確認済みの端末がお手元にない場合には、スマホとセットのサービスを利用することをおすすめします。
u-mobile
こちらは、一日に使うことのできる通信容量が220MBもあるサービスです。

『料金・仕様』
利用期間7日間15日間
高速データ通信容量220MB/日220MB/日
SIMサイズmicronano

プリペイドSIMをお試し利用する場合には、SIMが対応に対応しているのかしっかりと確認しておく必要があります。

▼公式サイトはこちら▼


まとめ


自分も大手キャリアを流されるまま使い続けていましたが、格安SIM&スマホで、月々の使用量がかなり節約でき、その分趣味にお金を回す余裕ができました。

一度も自分のスマホの使用頻度や用途について見直したことがない方は早速見直して、生活の中の余分な出費をどんどん削っていきましょう(*・ω・)ノ

~関連記事~
iPhoneSE代替スマホ徹底13種比較(4インチ台/SIMフリー含む)

最期まで読んでいただき、ありがとうございました。