今回は、長年HDDだけで運用していた仕事用の自作PCにいい加減SSDを導入しようと思い、サクッとSSDに換装することにしました。
しかし、
Cドライブ(OS,アプリなどが入った領域)を交換しようとすると、エラーに次ぐエラー、その他さまざまなトラブルに襲われ、SSDへの交換を終えるのにほぼ丸2日かかる事態に…
これからCドライブを換装しようとする人が私のようなアクシデントに見舞われず、スムーズに交換できるように事前にトラブルの事例と手順を事細かにまとめていきます!
本来、SSDへの換装は思っている以上に簡単に終わります。
自分の場合も、順調にいけば1時間で終わったはずでした。
1 》大まかなSSD換装/増設の手順
記憶域の換装や増設だけなら特に知識がなくとも簡単な無料ソフトといくつかの道具だけで直観的な操作のみで可能です。
一般的な換装手順
- SSD/HDDを増設する
- 増設したSSD/HDDの初期化
- クローンを作るソフトのダウンロード(無料)
- 取り替えるSSD/HDDのクローン作成
- PCの電源を切る
- BIOSの起動
- 起動用SSD/HDDの設定変更
以上の行程を行っていきます。
SSD/HDDの増設だけなら手順2までで終了です。
トラブルにより余分に増えた行程
- OSのアップデート(Windows7→10)
- クリーンインストール
- 各種ドライバの再インストール
- 各種ソフトの再インストール
もちろん、どうしても必要なファイルは、交換しない記憶領域に移動したうえでクリーンインストールを行いました。
2 》SSD換装に準備/使用するもの
まずSSD換装に準備するものを整えていきます。
準備するもの一覧
- SSD
- SATAケーブル
- ミリネジ
- プラスドライバー
- 3.5インチ変換マウンタ(必要に応じて)
- 電源ケーブル(必要に応じて)
- PC本体
SSDは2.5インチのものがほとんどなので、PCケースの種類によってはHDDなどを取り付けている3.5インチにサイズを合わせるマウンタが必要です。
幸い私の使用しているPCケースには2.5インチのSSDを取り付ける場所があったので今回は使用していません。
▼今回使用したSSDを含めたおすすめ▼
ダウンロードしておくソフト(無料)
今回は換装が目的なので、これまで使用していたOSを含むHDDのクローンを作成するためのソフトをインストールします。
▼こちらで無料版をダウンロード可能▼
このソフトでは以下の作業を行うことができます。
有料版もありますが、SSDの換装に必要な作業は無料版で十分です。
※SSD/HDDの換装を行う前にバックアップを取っておくことをお勧めします。
3 》Cドライブの換装/増設手順
以上の準備を整えたところで早速SSDの換装を初めて行きます。
※Windows7とWindows10を使用します。
手順1:SSDの増設
①SSDをPC本体に取り付ける
↑SATAケーブルと電源の2本をSSDに接続
手順2:SSDの初期化(フォーマット)
SSDをPCに接続しただけではまだ記憶領域として認識されていないのでSSDをフォーマットして使用できるようにしなければいけません。
②コンピューターの管理画面を開く
【Windows7】
「スタート」→「コンピュータ」を右クリック→「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」
【Windows10】
「スタート」右の「ここに入力して検索」に「コンピューターの管理」と入力→「コンピューターの管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」
③SSDの初期化(フォーマット)
未割り当て領域を右クリック→「新しいシンプルボリューム」
↓ここまで表示されたらあとは指示に従って進めます。
↓今回は512GBのSSDをパーティション4個以下で使用するのでMBRを選択します。
以上を含め約4項目を手順通りに進めていくとSSDの初期化(フォーマット)が完了です。
↓これでSSDが認識(初期化)されました
以上でSSDが使用可能になります。
ここまででSSD/HDDの増設の行程は終了です。ここからはCドライブのクローンを作成していきます。
手順3:Cドライブのクローン作成
準備の段階でダウンロードしておいたこちらのフリーソフトを使用してSSDにクローンを作っていきます。
④「MiniTool Partition Wizard」でクローンを作成
↓「ディスクのクローン」を選択
ここからは特に迷うところはなく、手順通りに進めていくだけです。
↓コピーしたいディスクを選択
↓コピーするディスクを選択
↓「パーティションをディスク全体に合わせる」が無難です
↓以上の設定を完了したのち、ページ左上の「適用」をクリックすることで実際にクローンが作成されます。
手順4:BIOSから起動用ディスクの設定
BIOS画面を開くには1度PCの電源を切って「F2」または「Delete」を押して入る場合が多いです。
マザーボードによってBIOS画面への入り方と画面が違うので設定については、各自マザーボードの説明書のBIOS設定のページを見てください。
BIOS設定からデフォルトの起動ディスクをクローンを作成したディスクに設定します。
4 》SSD換装トラブルまとめ
以上の行程が一般的なSSD/HDD換装の手順です。
ここからは換装の際に生じたトラブルと対処法になります。
トラブル1:パーティションの拡張ができない!
クローンを作成するためのHDD(500GB)のCドライブが100GBしかなかったので、パーティションをクローン作製前に整え、Cドライブを拡張する必要がありました。
※ディスクのクローンを作成すると、パーティションの割り当て方もそのままコピーされるので、事前に整えておく必要があります。
▽拡大可能
↑Cドライブの隣に空き領域があれば拡大が簡単ですが、隣が回復パーティションで空き領域を作れません。
そこで「MiniTool Partition Wizard」の「ディスク&パーティションの管理」からパーティションの変更を行います。
▼パーティションの拡大方法▼
トラブル2:BIOSが起動しない!
これが今回最も厄介だった問題です。クローンまで作り終えたうえでBIOSが開かず、起動用ディスクに設定できない事態に見舞われました…
↓「F2」や「Delete」を連打しようが長押ししようが一向にBIOSが開くことなく、このようなWindowsブートマネージャーが開くだけでした。
最終的に諦めてクリーンインストールしましたが、とりあえずBIOS画面を起動させるために行った試行錯誤をまとめておきます。
↓ほとんどの場合はこれで対処できると思います
5 》まとめ
私の場合は、これまでの不要なファイルもため込んでしまっていたので、今回がよい機会だと思い重要なファイルのみバックアップを取ってOSからクリーンインストールを行いました( -д-)ノ
HDDからSSDに換装することで、体感できるほど読み込み速度が早くなったので作業の効率化のためにもHDDを使用している方はSSDに換装することをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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