私が1日1食生活を送って1年以上経ちました。
みなさんどこかで聞いたことのある「1日1食ダイエット」や「1日1食健康法」、これらを期待して食事制限を始める人も多いのではないでしょうか?
しかし、このようなあらかじめ期待していた効果以外にも1年間1日1食生活をしてきた中で体感した、1日1食生活のメリット、また、デメリットなどまとめていきたいと思います!
※この記事は1日1食を推奨するものではありません
※健康面を考慮して栄養バランスの整った食事を取りましょう
1 》1日1食生活を始めた理由と食生活状況
シンガーソングライターのGACKTさんや俳優の京本政樹さん、タレントのタモリさんなど、健康や体調維持のために1日1食生活をしていると公言していらっしゃる方も少なくありません。
このような話を聞くと「プロ意識があって、ストイックですごいな(*´ -`)」と感じるのではないでしょうか?
何だったら、1年以上1日1食で生活を行っている私でさえそう思います。
なぜなら、私は特に「ダイエットをしたい!」だとか「健康になりたい!」だとか、そのような明確な理由をもって1日1食生活を始めたわけではないからです。
私の場合「意図せず1日1食生活に落ち着いた」が正しい表現でしょう。
詳しくはメリットのところで後述しますが、食事を摂る時間を長年億劫に感じていたことが主な原因です。
生活状況など考慮し考えた結果、食事時間を削ることが時間効率を考えた時に優れていると考え1日1食という現在のスタイルに落ち着きました。
現在の食生活状況
メインの食事は昼食ですが、それだけだといくら何でも栄養不足になりそうなので野菜ジュースや牛乳など意識的に飲むようにしています。
余計な間食はしませんが、午前、午後の予定によってはグラノーラやドライフルーツなど少しつまむ場合もあります。
別に1日1食を自らに強いているわけではないので、そのあたりは時間や活動量など考慮して臨機応変に対応します。
▼主な食生活状況▼
ダイエットが目的ではないので、特に食事量や献立の制限は行いません。食べたいものを好きなだけ食べるようにしています。(ただし食事は1回)
意識していることといえば、一度の食事で1日分の栄養を摂れるようにしっかりと食べることです。1日3食摂っていたころに比べると、1食に食べる量は多くなっています。
2 》1日1食の効果と体重の変化
ここからは、1日1食にすることで得られた効果と1年間の体の変化についてです。
主な得られた効果(主観含む)
1日1食生活を行ったことによるものなのか謎なものもありますが、1日1食生活を初めてから感じられる明らかな変化は以下のようなことです。
1.寝覚めがよくなった
以前までの寝起きは最悪で、毎朝這うようにして布団から出ては、朝ご飯を食べる余裕すらなく出かけるといった調子でした…。
しかし、18時以降食事をとらなくなったことで寝起きの悪さがかなり改善されたように思います。
一説には、本来睡眠中は脳に加え内臓も休めるのが理想的で、就寝前に食事をとると覚醒状態と同じように自律神経が働いてしまい、十分な休息をとれないという見解もあります。
さらに、就寝時には胃腸の動きが鈍り、消化不良を起こしやすいとも言われています。
1日1食の生活では18時以降に食事をすることがないので、ベストな状態で十分な睡眠をとることができる理想的な生活習慣なのかもしれません。
2.ダイエットとは無縁に
1日1食生活の副産物として「肥満の心配が一切なくなる」ということが挙げられます。
3年前まではしっかりと体を動かす習慣のあった私でしたが、現在では、ほとんど運動をする機会がなくなっていました。
それにも関わらず、運動していたころと同じように食べる習慣のみが残ってしまい、明らかに必要以上の栄養を摂取している状況でした。(10kg以上体重が増えていました、、)
ですが、この生活を始めてから体重/体形を気にするということはなくなりました。
1日1食の生活で1食分の食事量が増えたといっても、それまでの3食分ほどは一度に取り切れないので必然的に体重も元に戻りました。
3.病気をしなくなった
この生活を始める以前までは、毎年何かしら風邪をひいたり、インフルエンザに感染したりしていたはずですが、1日1食にして以降まったく病気をしていません。
これが偶然なのか効果の1つなのかはっきりとは分かりません。ですが、身の回りで変わったことといえば、1日1食に生活を切り替えたことくらいしか思い浮かびません。
健康でいられたのはそれもこれも1日1食のおかげなのでは?実際、あのひどかった寝起きまで改善されたので効果があってもおかしくないと思っています!
4.肌トラブルの解消
食事スタイルの変更による体の内側からの変化として肌の調子が良くなったことが挙げられます。
特に、顔の脂っぽさがなくなりニキビなど、できものがほとんどなくなったのは、見た目から分かる大きな変化です。
内臓機能を高めることが、綺麗な肌を作ることに有効なのは広く知られているところです。
1日1食生活はダイエット効果に加え、肌という見た目での変化までもたらしてくれているようです。
体重の変化
《体重》
59.6kg ⇒ 52.6kg
案の定痩せました、痩せたところで特に体調が悪化したとか、疲れやすくなったなどの症状はありません。
3 》1日1食のメリット
1日1食の生活はもちろんダイエット効果も望めるわけですが、それだけではありません。
健康面だけではない、1日1食生活を始めた中で改めて気が付いたメリットを紹介します!個人的には、上で示した健康面の効果よりもこちらのほうが満足度が大きいです。
味覚が鋭くなる
1日1度しか食事をとらないとなると、1回の食事への集中力が3食とっていた時に比べ、段違いに上がります。これまで食事はエネルギーを補給するための作業として行っていたことを改めて実感しました。
テレビを見ながら、スマホを触りながらなど、これまでいかに味覚以外に意識を散漫とさせながら食事をとっていたことか…。
味覚が鋭くなるというよりも、これまで以上に噛み締めてしっかり味わって食べるようになったというほうが正しいかもしれません。
食事にこだわりが増す
味覚に集中した分、自分が口にするものにこだわりが出たように思います。
おいしいのはもちろんのこと、どのような栄養が摂取できるのか、どのように食べるのが適しているのかなど、これまで以上に食事、料理に対するこだわり、興味を持つようになりました。
皮肉にも、食事の回数を減らすことによって食事の質は向上したように思います(´д`;)
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時間的な余裕と作業効率の向上
朝食30分、昼休憩1時間、夕食1時間以上…。思い返してみると、1日3食たべるというのは思っている以上に1日の時間を食事にかけていると思いませんか?
「そこまで時間をかけてない!」という人でも、食事をとることによって何か作業を中断せざるを得なかった経験はないでしょうか?
最初に見ていただいた、このグラフ↓を見ていただけると分かりますが、昼食しかとらないとなると、仕事や学校から帰宅して寝るまでの間かなりの余裕が生まれます。
帰宅後にすることと言えば、お風呂に入るくらいです。
誰しも食後にのんびりしてしまう経験はあるのではないでしょうか?夕食をとらなければこのような時間さえなくなります。
つまり、これまで食事によって制限されていた時間を別のことに使えるようになるということです。
私の場合は、資格の勉強をしたり、趣味の時間として使ったりなどしています。
やりたいことを食事により中断されないというのはかなりの作業効率の向上に繋がりますよ(′∀`)
食費の節約
もちろん、1度の食事でそれまでの3食分の量を食べられるわけではないので、必然的に食費が浮きます。
もっと突き詰めると、食事回数が減ることで、ガス代、電気代、水道代も合わせて減ります。
節約が本質的な目的ではなくても、十分なメリットになっていると言えるでしょう。
4 》1日1食のデメリット
ここまで1日1食生活の良いところばかり挙げてきましたが、逆に1日1食にすることで生じたデメリットも少なからずあります。
単純にお腹が減る
これは1日1食にすることで避けて通れない問題です。
ですが、私はこれに関して特に苦労することはありませんでした。
自分は、1日1食に切り替えたというより、趣味や作業に没頭していたらいつの間にか1日1食に落ち着いていたという人間です。
もともと「食事を忘れて趣味に没頭している」ということが多い人間だったので、何かに没頭することで空腹に苦しめられるということは少なかったです。「気が付いたらお腹が減っている」といった感じでした。
これまで以上の栄養管理が必須
デメリットというより1日1食にするにあたり、どうしても必要になってくることです。
1食ではどうしても必要な栄養素は補給しきれません。私の場合は野菜ジュースや牛乳を飲んで足りないであろう栄養素を補っています。
ナッツ類やビーフジャーキーを食事以外に栄養補給としてつまむという人もいるようです。
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5 》科学的に1日1食で大丈夫なの?
個人的にはいいことづくめな気がしますが、実際、医学的な観点からみてどうなのでしょうか?
1日1食賛成派の意見
- 朝や就寝中は胃腸を休めることが大切
- 若返り遺伝子や長寿ホルモンの分泌が見込める
- 空腹が人間の本来あるべき状態
- 量より質を高めるべき
1日1食反対派の意見
- 一度に必要なカロリーすべてを摂取することは難しい
- 血糖値の急激な上昇がある
- 一度の多量の食事は消化吸収の面で問題
- 栄養面の問題が拭えない
推奨できない人
賛成派の人にも反対派の人にも共通して1日1食が推奨できない人がいるようです。
1日1食を行う方は、あくまで自己責任で行い健康に気を付けておきたいところです。
【推奨できない人】
- 育ち盛りの子供
- 病人
- 普段から体を動かす人
私のような普段から体を動かさない、必要以上のエネルギーを求めていないような人がこの1日1食の生活習慣に向いているのかもしれません。
6 》結論・まとめ
たくさんの人が1日1食生活について、賛否両論議論しています。
行う際は、くれぐれも自分の体と相談しながら自己責任で行ってください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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